大佛タイル・大佛美術タイル
京都市東山区に本社、工場、窯を構えた「大佛組」により作られたタイルです。大佛タイルと大佛美術タイルは、同じ大佛組内で作られていたものの、社内の区分けや製造メンバーが違うなど、大佛組内でもその扱いがはっきと分かれていました。納品施工リストやカタログにも分けて表記されています。
「大佛タイル」は基本的にカタログ上の既製品かつ機械にて量産することが可能な小口タイル。「大佛美術タイル」は装飾を目的としたオーダーメイドの受注品、建築家と共同製作したもの、製作方法、製造量は限定せず、とカタログに明記されています。

ガクブチのヤマモト(京都市中京区)
大佛美術タイル(特注品)陶板型
緑楽釉・トルコ青釉・混合特殊三彩
手起こしにより形成し焼成。釉薬が流れ落ちることを防ぐ為、製作過程で様々な試行錯誤がされたとのこと。中心部を凹ませることにより釉薬溜まりができ、結果的に釉薬による窯変が現れるようになりました。このスタイルは大佛美術タイルの最も有名な形のひとつです。釉薬は大佛組の施釉瓦にも使われる「緑釉」をベースに、トルコ青を相掛けすることにより三彩釉としています。ただし色の組み合わせが一般的な三彩釉の定義から外れる為、大佛組の資料には混合特殊三彩と記載されています。